手越社長と初めてお会いしたのは、2014年ごろでした。 当時、都心の高級賃貸市場では、当社が手がけた「モダンスタンダード」というサイトが圧倒的な集客力を誇り、ひとつの完成形として名を馳せていました。
多くの会社がその背中を遠くから眺めている中、手越社長だけは違いました。「モダンを超える自社サイトを作りたい」――。その言葉には、単なる願望ではない、本気でトップを獲りにいく熱量と、すぐに行動に移す決断力がありました。
その姿勢に触れたとき、私は「この会社なら、王者に追いつき、追い越せる可能性がある」と直感しました。
現在、エクセレント様はポータルサイトに一切頼らず、自社サイトのみの反響で売上を立てる稀有な存在となっています。さらに、その反響の質の高さを武器に、高級賃貸の管理や売買へと事業を広げ、盤石な地位を築かれました。当時のあの熱量が、今の「ポータルに依存しない経営」というひとつの答えを導き出したのだと感じています。
東京都心の高級賃貸市場に特化するエクセレント様。設立初期から、大手ポータルサイトに依存した横並びの集客では、この市場で勝ち残ることは難しいと考えていました。
物件名検索に勝てないテンプレートの限界 都心の高級マンションを探す層は、エリア名よりも具体的な「物件名」で検索する傾向が顕著です。汎用的なサイトシステムでは、こうした物件名検索に対するSEO(検索最適化)が弱く、ターゲット層にリーチできていない実態がありました。
情報の質と信頼性の乖離 賃料25万円〜120万円クラスを扱う市場では、写真の質、情報の正確さ、サイトの品格がそのまま成約率に直結します。既存の枠組みでは、目の肥えた富裕層や外資系社員の期待に応える体験を提供しきれていませんでした。
「仲介して終わり」という収益モデルの脱却 単発の仲介手数料だけでなく、いかにして管理受託を増やし、安定したストック収益を積み上げるか。そのための入り口としてWebサイトをどう活用すべきか、明確な回答を持てずにいました。
エクセレント様が下した決断は、単に「綺麗なサイトを作る」ことではなく、「物件名検索 → 仲介成約 → 管理受託」という一連の利益導線をWeb上に構築することでした。仲介サイトを、オーナーと接点を持つための「装置」として再定義したのです。
私たちは、都心の高級物件を探すユーザーと、その物件を所有するオーナーの両方に突き刺さる設計を実装しました。
物件名SEOの最適化と情報の高精度化 都心の主要な高級マンション名での検索で上位表示されるよう、内部構造を徹底して強化。プロの手による写真と正確な情報、洗練されたUIを組み合わせることで、「高級物件を探す人」はもちろん、自身の所有物件がどう掲載されているかを確認する「オーナー」の目にも留まるサイトを構築しました。
富裕層に特化したUX(ユーザー体験)の提供 外資系企業や上場企業役員、士業層をターゲットに、無駄な装飾を省いた高級感のあるデザインを追求。2010年代初期という早い段階からスマートフォン中心の設計に切り替え、モバイル検索流入を先取りする体制を整えました。
管理獲得専用の導線設計 仲介ページとは別に、管理オーナー向けのLP(ランディングページ)や実績公開ページを設置。仲介で培った「物件名での圧倒的な集客力」を根拠に、オーナーが安心して管理を任せたくなる心理導線を配置しました。
約10年の運用を通じて、サイトは仲介集客の枠を超え、巨大な管理獲得装置へと進化しました。
管理獲得の実績 Web経由のみで、累計400名以上のオーナーから管理を受託。単純計算で年間約40名、月3〜4件のペースで安定的に管理物件が増え続ける構造が定着しています。
高単価物件の成約と管理替え 賃料100万円超の高級帯成約はもちろん、都心に5棟以上所有するメガオーナーから管理を切り替えさせるなど、Webからの信頼獲得が大規模な受託に直結しています。
ストック収益への転換 例えば平均賃料30万円・管理手数料5%と仮定した場合、400戸の管理は月間600万円、年間で7,200万円の安定収益を生み出す計算となります。単発の仲介から始まったビジネスを、盤石なストック型へ拡張することに成功しました。
本事例の本質は、反響を増やしたことでも、デザインを良くしたことでもありません。「物件名検索をフックにオーナーと出会い、管理受託に繋げる」という、中長期的な利益導線をWeb上に作ったことにあります。
通常の仲介サイトは、契約が終わればお客様との関係も途切れます。しかし、正しい設計があれば、サイトは眠れる資産を掘り起こし、会社の収益基盤を安定させる「経営の柱」へと進化します。高級帯を扱う企業、あるいは管理拡大を狙う企業にとって、この構造改革こそが最も再現性の高い勝ち筋となります。
レイルリンクは、単にサイトを作る会社ではありません。 「今、どこで機会損失が起きているか」「どこを整えれば利益が出るか」を、実務の視点から紐解くパートナーです。
ポータル費を投じているが、成約数が伸び悩んでいる
管理物件という強みを、Web集客に活かせていない
Webの仕組みがブラックボックス化し、改善が止まっている
一つでも心当たりがあれば、まずは貴社の「現在地」を整理するためのディスカッションから始めませんか?
URL:https://excerent.jp/
設立:2011年6月 所在地:東京都新宿区西新宿1-18-16 野村ビル5F
監修者:レイルリンク株式会社 代表取締役 井上裕樹
不動産賃貸サイトの企画・開発・運用を多数手がけ、これまでに構築・運営したメディアでは年間1万件以上の問い合わせ、月間最大300万PV規模を達成。累計30社以上の不動産会社サイト運用で蓄積したデータと知見を基に、再現性のあるSEO設計を強みとする。
ポータル反響の「取りこぼし」を収益化。来店予約を倍増させた多店舗DX
ゼロから地域上位サイトへ。自社集客を「経営基盤」に育てた10年の実装
愛媛・松山市に特化した賃貸検索サイト「松山賃貸ナビ」様
建物特化型SEOから「実在空室×高品質写真」モデルへ転換。名古屋高級賃貸市場でのリニューアル事例
広告投資を最小限に抑え、自社サイトから「計算できる反響」を確保する堅実な実務設計
ポータル反響の「3〜4倍」の成約効率を実現。利益構造を根底から変えた自社サイト再構築
東京・神奈川の最新賃貸情報検索サイト「エーアイアール」様
都心の高級賃貸タワー・デザイナーズ検索サイト「プロパティバンク」様
25拠点の営業効率をWebで再設計。来店率60%超を実現した多店舗仲介DX
小規模運営でも戦える「特定訴求」特化サイトの再設計。低コスト・低負荷な運用を維持したリニューアル事例