経営者の先見性と、業界への誠実さ。それが「協業」という決断に繋がった
鈴木社長をご紹介いただいたのは、とある法人仲介専門の経営者様からでした。初めてお会いした際の印象は、とにかく「誠実で丁寧」。そして、自社の利益だけではなく、賃貸仲介業界全体の未来を大きな視点で捉えておられる方だという点です。
当時、リライフ様はすでに自社で高度な業務管理システムを構築し、それを同業他社へSaaSとして提供するなど、IT活用において極めて先見性のある取り組みをされていました。
私からは、自社サイト構築におけるノウハウや、成約から逆算した設計へのこだわりをお伝えしました。鈴木社長は、単に技術の優劣を判断するだけでなく、私という人間の考え方や姿勢を深く見てくださったと感じています。最終的に、単なる制作の依頼ではなく「協業」という形で共に歩むことを選んでいただけたのは、鈴木社長自身が「業界の仕組みをより良くしたい」という志を持っておられたからに他なりません。
この「先見性」と「信頼関係」があったからこそ、25店舗という巨大な組織を動かすDXを進めることができたのだと私は感じました。
東京都内で25店舗を展開し、年間仲介件数6,000件(国内36位)を誇るリライフ様。すでに自社独自の営業支援システムを構築し、業界内でも高い水準にありましたが、さらなる成長に向けて「数」と「効率」の壁に直面していました。
「水準以上」の自社サイトに欠けていた、爆発的な集客力 既存サイトは一定の成果を上げていたものの、年間セッション数は39万件(2023年)で推移。SEOの専門設計が弱く、多店舗展開を支えるための「ポータルサイト依存」から脱却しきれない実態がありました。
膨大な反響の裏に隠れた「未活用リスト」 月間数千件にのぼるポータル反響に対し、来店・成約率は一定水準を維持していましたが、反響後のユーザーを再活性化させる仕組みが不足していました。膨大な顧客データが蓄積される一方で、それを「来店」へ引き戻すルートが確立されていませんでした。
自社システムとWebサイトの「分断」 独自構築したCRMや売上管理システムは存在していましたが、Webサイトとの統合最適化が完了しておらず、システム間のデータ連携が営業効率の向上に直結していませんでした。
リライフ様が下した決断は、単なるデザインの刷新ではありません。25店舗それぞれの営業効率を底上げし、店舗ごとの成果のバラつきをなくすための「営業効率装置」としてWebサイトを再構築することを選択されました。
私たちは、同社の強みであるエリア分業体制をWeb上で最大化させるため、以下の施策を実装しました。
「来店予約」をゴールにした導線設計 サイトの主目的を「物件問い合わせ」から「来店予約」へシフト。25店舗の分業戦略と連動し、ユーザーが反響から来店に至るまでの摩擦を極限まで削減しました。
SEO構造の全面再設計と滞在時間の改善 「地域×賃貸」のビッグワードでの上位表示を狙う内部構造へと刷新。モバイル最適化を徹底し、ユーザーがサイト内で物件をじっくりと比較検討できる環境を整えました。
自社CRMとの深層連携による「休眠顧客の自動活性化」 過去に反響があったものの来店に至らなかった層に対し、CRMのデータと連動して最適な物件を提案。来店予約への導線を自動化し、人的コストをかけずに「掘り起こし」ができる循環を作りました。
仕組みを整えたことで、多店舗展開のメリットを最大化する圧倒的な数字が表れました。
集客力の急成長(セッション・ユーザー数)
年間セッション数:39万(2023年)→ 90万(2025年予測) ※約2.3倍に成長
アクティブユーザー数:43万(2023年)→ 60万(2025年予測)
平均滞在時間:49秒 → 1分06秒(約35%向上)
業界水準を凌駕する「来店・成約率」
HP反響来店率:60%超(一般的な賃貸仲介の30~40%を大幅に上回る)
HP来店→成約率:37%超(ポータル経由の約30%に対し、12ポイントの差)
営業効率の構造変化(100反響あたりの成約数) 同じ100件の反響があった場合、ポータル経由の成約が約10件程度に留まるのに対し、自社サイト経由は22件(来店60件×成約率37%)の成約を創出。同じ広告投資・反響数でありながら、成約数で約2倍の効率を出す構造を実現しました。さらに、休眠層の自動掘り起こしにより、追加の広告費なしで月間約200件を超える来店予約を安定供給しています。
本事例で改善したのは「サイトの見栄え」ではありません。改善したのは「来店率」「滞在時間」「営業効率」そのものです。
25店舗という規模で経営を安定させるために重要なのは、反響数そのものよりも、「店舗ごとの効率差をなくし、成約率を底上げする仕組み」を持つことです。Webを単なる集客窓口ではなく、KPIを単純化し、現場の負担を減らしながら利益を最大化する「装置」に変える。これこそが、多店舗展開企業が進むべきDXの正解です。
レイルリンクは、単にサイトを作る会社ではありません。「今、どこで機会損失が起きているか」「どこを整えれば利益が出るか」を、実務の視点から紐解くパートナーです。
多店舗展開しているが、拠点ごとの成約効率に差がある
膨大な過去客リストを、収益に繋げられていない
既存システムがWebサイトと連動しておらず、二度手間が発生している
一つでも心当たりがあれば、まずは貴社の「現在地」を整理するためのディスカッションから始めませんか?
URL:https://relife-search.com/
URL:https://r-life.jp/ 設立:2014年10月 所在地:東京都千代田区九段南3-7-14 VORT九段8階
監修者:レイルリンク株式会社 代表取締役 井上裕樹
不動産賃貸サイトの企画・開発・運用を多数手がけ、これまでに構築・運営したメディアでは年間1万件以上の問い合わせ、月間最大300万PV規模を達成。累計30社以上の不動産会社サイト運用で蓄積したデータと知見を基に、再現性のあるSEO設計を強みとする。
ポータル反響の「取りこぼし」を収益化。来店予約を倍増させた多店舗DX
ゼロから地域上位サイトへ。自社集客を「経営基盤」に育てた10年の実装
愛媛・松山市に特化した賃貸検索サイト「松山賃貸ナビ」様
建物特化型SEOから「実在空室×高品質写真」モデルへ転換。名古屋高級賃貸市場でのリニューアル事例
広告投資を最小限に抑え、自社サイトから「計算できる反響」を確保する堅実な実務設計
ポータル反響の「3〜4倍」の成約効率を実現。利益構造を根底から変えた自社サイト再構築
東京・神奈川の最新賃貸情報検索サイト「エーアイアール」様
高級賃貸サイトを「管理獲得の武器」に。単発仲介からストック収益へ拡張した戦略的DX
都心の高級賃貸タワー・デザイナーズ検索サイト「プロパティバンク」様
小規模運営でも戦える「特定訴求」特化サイトの再設計。低コスト・低負荷な運用を維持したリニューアル事例